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痛いところにツボはない

当院では、はじめから痛いところに施術をすることは、まずありません。その理由を説明します。

揉み返しの経験、ありませんか?

 例えば、腰が痛いとします。その時に腰を押したり揉んだりすることってよくあるんじゃないでしょうか。もちろん、それで痛みが緩和することはありますが、痛みが変わらないか、かえって後から痛くなってしまったなんていう経験はありませんか。同じことをしてるのに、なぜ、効果が違ってくるのでしょうか。
 結論から言うと、腰痛という症状は「結果」であって、痛いところに「原因」もあるとは限らないからです。
 転んだか何かで打撲したとしましょう。この場合、当然ですが、打撲したところが痛いですね。筋肉にも傷があると思います。その傷が修復されれば痛みも治まるでしょう。これは非常に分かりやすいですね。原因も明確ですし、治療すべきところも明確です。しかし、痛みは、はっきりした原因がなくても出るものです。知らず知らずのうちに痛くなって、自分では、何故痛くなったのか分からないことって多いです。こういうとき、とりあえず痛いところを押したり揉んだりしてみるんですが、それで痛みが緩和するのは、たまたまそこの筋肉が硬いことが原因で、その硬さが揉むことで柔らかくなった時だけです。でも、それに当たる頻度はあまり高くありません。多くの場合は、離れたところに原因があります。そうなると、痛みをとるためには、どこが原因なのか探さないといけません。これがなかなか難しいです。難しいので、専門家の先生たちは毎日勉強しています。

体はつながっている

 こういうことがありました。当院には何回か来られている方ですが、ある時ピアノを弾くときに左の薬指が痛いと言って来られました。私もはじめは、左腕などの割合指の近くを探していました。でも、そのあたりにツボをとってみましたが、あまり症状は変わりませんでした。それで、他のところも見てみようと肩、背中、腰と順番に探っていき、ふくらはぎに至って、やや外側の部分でしたが、そこを押したとき、とても硬くて、そして強い痛みが出たんですね。直感でここだな、と思いました。そのとき思い出したのが、その方が数か月前に右足首を捻挫していたことです。つまり、今は、捻挫をした足首には痛みがなく、歩いても大丈夫になっているけども、まだ、ふくらはぎに硬さは残っていて、それが巡り巡って左薬指の痛みを作っているということです。風が吹いて桶屋が儲かるみたいな話ですが、実際、そのふくらはぎの一番硬くて痛みの強いところに施術をすると、左薬指の痛みが大幅に軽減しました。それからしばらくして来院された時も、薬指の痛みは出ていませんでした。また、詳述はしませんが、右の親指にお灸をして腰の痛みが取れたこともありますし、左の股関節に鍼をして右膝の痛みが取れたこともあります。このように、痛みというのは意外と奥が深いのです。

痛みは体からのシグナル

 重いものを運んだり、長時間作業したりして痛くなるのは分かりやすいですが、そういった肉体労働だけが痛みにつながるわけではありません。私たちの体は、常に何らかの影響を受けています。暑さや寒さ、精神的ストレス、長時間のスマホ、明るすぎる照明、夜更かしなど挙げればきりがありませんが、そういった刺激に対して体は、最適な状態を保とうと調整します。しかし、それも限界があります。それを教えてくれているのが痛みなどの症状です。痛みがあるおかげで立ち止まることができます。徹夜のマージャンが体に負担になっているというサイン、飲みすぎているというサイン、体はそれを痛みという形で表現し、私たちに伝えてくれているわけです。

東洋医学は体の弱りを助ける

 東洋医学では、体の弱り、別の言い方をすれば、機能の低下を重視します。なぜなら、病の発端は生理機能の低下だからです。痛みも同じです。同じ作業をしても腰が痛くなる人とならない人がいます。それは、体にその負荷に耐えるだけの力があるかないかで決まります。また、痛みなどの症状も、体力があれば治す力も強いので、早く治まります。鍼やお灸は、その体力の回復を促し、症状の緩和につなげていくのです。ですから、先述した症例でも、はじめに体力の回復を促す施術をしています。軽い症状であれば、それだけで良くなることもあるくらいです。

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