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健康的な食事とは?

 毎日を健康に過ごすためには、やはり食事が大事です。今回は、東洋医学的な視点も交え、どんな食事をすると良いのか、普段私がお伝えしている食事の要点をざっとまとめておこうと思います。

健康的な食事として何を食べたらよいのか

健康的な食事として何を食べたらよいのか
 何を食べるべきか、それは、伝統的な和食です。ご飯と味噌汁を基本におかずがちょっとあるというアレです。これは、日本人がずっと食べ続けてきたものなので、体にす~っと馴染みます。使う食材としては、地元で採れる旬のものがいいです。もちろん、農薬は少ない方がいいです。ただ、地元で採れたものだけで食材が全て揃うことは、あまりないですし、イタリアンや中華を食べたいときもあると思います。ですので、完璧にはできなくても、なるべくこれに近づけるということを意識されるといいと思います。
 ここで一つ覚えておいていただきたいのは、体調が優れないときは、その体調の悪さ応じて、ご飯とおかずの割合を6対4、7対3、8対2と、ご飯の割合を増やすということです。風邪をひいたときはお粥にしますよね。これは、ご飯とおかずの割合が10対0になった状態です。実践してみてください。

健康的な食事の食べ方とは?

 何を食べるかも大事なのですが、食べ方もそれと同じくらい大事です。中でも大事なのが、よく噛むことです。噛むことの効用はたくさんありますが、一つ挙げるとすれば、食べ物に含まれる発がん物質の働きを抑えるということです。我々が食べる食品には何かしらの発がん物質(魚などの焼き焦げ、防腐剤、添加物など)が含まれていることがありますが、唾液には、ペルオキシダーゼという酵素が含まれていて、この酵素が発がん物質によって発生する活性酸素を消去するのです。唾液は噛めば噛むほど分泌され、食べたものとよく混ざります。二人に一人ががんになるといわれている現代、見逃せない効果だと思います。
 まずは、いつもより5回多く噛むところからスタートしてみてください。そして、少しずつ噛む回数を増やしていって、最終的には40~50回を目指しましょう。左右均等に噛むことも意識してください。

健康的な食事の量とは?

 食べる量は、どれくらいが丁度良いのでしょうか。昔から腹八分目に医者いらず、と言われているように、満腹にしないで余裕を持たせておくことが大事なんですね。東洋医学的に言えば、食べたものは胃という鍋に入って、コトコト煮込まれ、かき混ぜられるのですが、それが沢山食べて鍋いっぱいだとこぼれてしまいます。そのこぼれてしまったものは、体の栄養にはならず、気血(エネルギー)の循環を妨げ、体の機能を低下させてしまいます。
 また、江戸時代に活躍した水野南北という観相の大家は、食を慎むことが運を開く、と言ったそうです。逆に言えば、大食すると運は開けない。食べるということが人の生涯の吉凶を決めるというのですから、重大な問題です。こう言われると、腹八分にしておきたくなります。

食欲について

 食欲とは、お腹が空いて、食べたいと思うことです。三大欲求の一つに数えられていますから、普通は、あるものなのですが、時にこの食欲がないときがあります。例えば風邪をひいたとき。食べて消化してという働きには結構エネルギーが要ります。風邪をひいたときは、その消化に使うエネルギーを風邪に対処する方へ振り向けるので、食欲がなくなるのです。ですから、栄養をつけようと食欲がないのに頑張って食べることはしない方がいいのです。食べるにしてもお粥をちょっとだけにしておくべきです。風邪への対処が終われば、自然とお腹が減って食べたくなります。それまで待ってください。食欲がないときは、無理して食べない。大事なことなので覚えておいてください。

胃腸の働きを整えるには

 鍼やお灸もいいんですが、実は、手足を動かすと胃腸もよく働きます。それにはどんな運動がいいかというと、歩くことです。歩けば、自然と手を振りますし、もちろん足も使います。消化を助けるための運動を「腹ごなし」といいますが、まさに、それです。「腹ごなし」ですから、競歩みたいに速く歩くことはありません。ゆっくりでいいです。景色を見ながらぶらぶら歩いてください。

まとめ

 さて、初めてのブログはいかがでしたでしょうか。食事は、養生法の中でも非常に大事なところですので、できるところから始めていただければ、と思います。
 今までに当院に来られた方でも、胃腸の不調が腰痛や肩こりにつながっていることがありました。色々なところに影響が及びます。食後に強い眠気に襲われたり、お腹がガスで張ったりする場合は、胃腸の機能が低下しているサインです。そんな時は、鍼灸で体を整えるのも一つの手です。

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